幼稚園教諭免許の資格について

免許はいくつか種類がある

幼稚園教諭免許は、幼稚園で働くために必要で、普通免許と臨時免許があります。
臨時免許は、人員不足で普通免許を持っている方を採用できないときに、決められた検定に合格することで一時的に与えられる免許です。
普通免許は、以下のように3つに分かれています。
幼稚園
1種
幼稚園経論養成課程を修了し、大学を卒業すると取得できます。

2種
養成課程のある短大や専門学校などを卒業すると、与えられる免許です。

3種
養成課程のない大学を卒業した人が、修士課程や専攻科で学ぶと、取得できる免許です。

これら3つの免許どれでも、取得すれば幼稚園で働くことが可能となっており、違いはどの学校で学んだかだけです。
2種が一番早く取得でき、2種より1種の方が優れているなどの違いはないです。
ただ、幼稚園での待遇を見ると、短大や専門学校よりも、4年制大学を卒業した人の方が、若干給料は高いことが多いです。

試験を受けて取得する

幼稚園で働きやすくするために、保育士の免許を持っている方であれば、認定試験を受けて合格すれば、資格を取得できます。
合格後は、教育委員会へ申請すると、2種免許を取得できます。
幼稚園で働く人を増やして後押しするための制度となっており、保育士の資格を持っている人であれば、任意で受験できます。

ちなみに、この試験は免許取得が可能となっています。
その後幼稚園で働きたいとなると、公立幼稚園は自治体。私立では各幼稚園の面接や採用試験を通過しないとなりません。
これは、短大や大学で免許を取得した方でも、同じです。

認定試験は、北海道から福岡までの、数カ所の教育大学で実施され、保育士として3年間の実務経験のある方が、受験できます。
ただその3年の期間でも、1ヶ月あたり120時間以上勤務していないと、期間としてカウントされず、その月は除外して計算されます。

幼稚園での採用試験

幼稚園で働くためには、免許取得後に、その幼稚園での採用試験を受けないとなりません。
これは試験を実施元が違ってきますが、公立でも私立でも同じです。
試験内容は、筆記試験、面接、そしてピアノ演奏などの実技試験が行われます。
特に私立だと倍率が高いために、特技のあるような方の方が採用されやすいです。

しかし何よりも重要なのは、その人の人となりであり、子供に対する考え方や、働き方への考え方です。
主に人となりは面接で見られることになりますが、面接時にどれだけ熱意を伝えられるかがポイントです。

試験前には、その幼稚園に見学行く、ホームページやパンフレットで、どのような運営を行っているか調べておくなどしておくと良いでしょう。
さらに私立だと、その幼稚園で実習を受けた方が採用されやすいという特徴もあります。
このために、早めにどの幼稚園で働きたいか決めておき、実習も受けられるようにしておくと良いでしょう。