保育関連の通信講座や専門学校について

通信講座や専門学校で勉強するメリット

保育士の資格を取得するならば、養成課程のある学校に行くか、または試験を受けて資格を取得する方法の2つあります。
学校に行かない場合は国家試験を受けることとなり、自分で試験対策や勉強を行わなければいけません。
そして独学受験向けの通信講座や専門学校があるため、自分に合った勉強方法を選ぶといいでしょう。

保育士通信講座
実務的な内容を学べる
やはり、通信講座や専門学校を利用するとなると、実務に繋がるような内容を学べる点があります。
カリキュラムが組まれているので、独学だと怠けて勉強が進まないという方でも、カリキュラムがあれば、勉強できるという方もいるでしょう。

そして何より、独学だと市販のテキストを使いますが、テキストには試験対策の内容しか書かれていません。
それに対し、講座や学校では、図表を豊富に使い、作成例なども載っており、実際に働くときに近い内容を学べます。
ちなみに市販のテキストと比べると、2倍ぐらいボリュームがあり、それだけ詳しく内容が載っています。

添削してもらえる
独学だと自分で回答しどこが間違っているか添削しますが、学校などだと講師の添削が受けられます。
模擬試験を受ければ、自分が理解できていなかった所が確認できますし、正しい回答の解説を聞くことができます。
試験練習ともなり、試験がどのような感じか内容をつかめます。
さらに、法改正などあると、追加でテキストを送ってきてくれるので、最新の内容を常に学べるのです。

実務対策が行える
メリットとして一番大きいのは、資格試験での実務対策が行えることでしょう。
実務試験では、以下の3つから2つ選び、実際に行って見せます。
音楽・造形・言語となっており、音楽は模擬演奏、造形は絵を描く、言語は摸擬講演となります。
内容は、保育園で行うピアノ演奏や絵本の読み聞かせとなりますが、この実務試験対策を行えるかどうかで、合格できるかどうかも決まります。

独学だと自分で対策をしないとならず、テキストを見ても実務試験のコツが書いてあるだけです。
しかし講座や学校だと、模擬演奏や実例を見ることができ、どのような事をすればいいかわかってきます。
その内容を見て、練習していき、学校だとピアノなど個人レッスンもあります。

独学での合格は可能か?

保育士試験は、独学でも合格している人はおり、独学でも試験勉強は行えます。
ただやはり、合格のポイントとなるのは、実務試験対策です。
ピアノ演奏が得意という方であれば、独学で試験を受けても良いかもしれません。
まずは、実務試験では、どのような事を行わないとならないのか、調べることから始めましょう。

公開授業を行っている保育系の大学や専門学校のオープンキャンパスに参加することも効果的です。
授業の内容や他の参加者を見ることで、要求されるレベルを測ることができます。

そして、その内容を見て、自分一人でも対策を行って練習していけるかどうか考えます。
実務試験対策を行うなら、家族や知人に、演奏などを実際に見てもらうと良いです。
ですから、独学での合格は全く不可能ではないのですが、かなり難しいといえるでしょう。