公立保育園での働き方

公立保育園とは

公立保育園は、運営元が自治体となっている保育園の事を言い、そこで働くとなると、公務員保育士として働きます。

公立保育園
つまり公務員の一種となり、私立と違って、運営元が自治体なので、経営破綻がなく、収入も安定します。
採用されれば、安定した生活を確立することも可能です。

ただ私立と違い、その保育園で定年まで働くということは難しいことが多いです。
それは転勤があるというのが、公立保育園で働く保育士の、特徴の1つともなっています。
場合によっては、家から遠くて通いにくい保育園への転勤を命じられることもあります。

もしも公立保育園で働きたいなら、自治体の行う採用試験に合格しないとなりません。
採用試験があり、面接や実技、筆記試験などが行われます。
この試験に合格すると、次は採用候補として名簿に登録されます。
その後採用希望があれば、その施設で働けることとなるのです。

ただ気をつけないといけないのは、名簿に登録後の有効期限は1年間となっています。
仮に1年間採用希望が無く、どの施設からも連絡がこないとなると、期限切れとなり、再度採用試験を受けないとなりません。

自治体ではどこでも毎年6月から8月の夏の間に行われることが多く、希望者はその時期に採用試験を受けます。
自治体によっても、毎年採用試験を行っているところ、数年に1回の間隔で行うところなど、様々です。
場合によっては、住んでいる場所の自治体は、今年は採用試験を行わないという可能性もあり、そのようなときは、私立など他の保育園も勤務先候補に入れることになるでしょう。

転勤がある

私立でその保育園で長く働くか、転勤をしながら公立で働くか、これはその人の考え方次第でしょう。
転勤があることは、新しい勤務場所に慣れないといけないということはありますが、デメリットばかりではありません。
保育園に新しい人を配属させて新しい風を送り込むという雰囲気は、働く人にとっては、うまの合わない人がいても、長くつきあわずに済みます。

安定した収入

公立の保育園で働くことの、大きなメリットというと、地方公務員と同じような待遇を得られ、安定した収入を得られます。
給料も地方公務員ぐらいは得ることができ、しかも長く働けば年々収入は上がっていきます。
公務員なので、ボーナスも毎年支払われ、私立の保育園に無いような待遇を受けられます。

仕事は私立も公立の保育園もさほど内容に違いはないですが、公立保育園だと、延長保育を行わないことが多く、このあたりも公立の特徴を表しています。
延長保育がないので、定時以降の仕事も少ない傾向にありますが、最近は保育園不足や親のニーズも増えており、公立保育園でも延長保育を取り入れるところが出てきています。