男性としての特徴
保育士というと、女性がメインの職場ですが、最近は男性保育士も増えてきており、保育園でも必要だと言う声があります。
やはりそれは、女性と違い、男性であるという性別や、女性にはない父性が、保育園でも役立つということがあります。
男性は力のある方が多いので、保育園でもイベントの小道具や大道具作りの他に、子供と遊ぶときも、有り余る子供の力を十分に受け止められます。
保育園にくる子供は、シングルマザーの片親の方も多いので、保育園で十分に父性を発揮できます。
家庭でも母親と父親の役割が違ってくるように、保育園でも男性と女性保育士では役割が違い、子供の受け止め方も違ってきます。
保育園だと、男性保育士は父親やお兄さんのような立場となり、子供達に良い影響を与えるでしょう。
保育園の中でも、女性保育士は母親のように抱擁して受け止め、男性保育士は父親のように引っ張っていくような存在となります。
さらには、男女で得意とすることも違ってくるので、保育士として役割分担も出来るでしょう。
防犯面でもやはり、男性が保育園にいるというのは心強いものです。
昼間であれば、男性の園長がいるかもしれませんが、早朝や夕方以降の保育となると、女性のみ、そして少人数で対応する園もあります。
そんな保育園に、女性しかいないときに男性保育士がいれば、防犯面でも心強いでしょう。
男性としての性別がネックになる
男性保育士が必要と言われる中でも、女性主体の職場である保育園で働くのは、難しい部分もまだまだあります。
男性保育士自体が保育園に浸透していないので、女性保育士と扱いが違う部分があります。
男性だと、男児をトイレに連れて行くと、女性と違い入り口まででなく、おしっこをさせることができ、事故などを起きないように見守れます。
しかしその反面、女児に対してはまだまだ厳しい面があります。
特にオムツ換えとなると、これは保育士として仕事の1つですが、女児を持つ親から、男性保育士にはオムツ換えを行わないで欲しいと言われることがあります。
もちろん子供にとっては、相手が男性だろが女性だろうが、まったく気にせず気にもならないでしょう。
それでも、親心として、男性には行って欲しくないという気持ちがあるのです。
女性保育士しかいないような保育園に、その年に男性保育士がやってくると、着替えようのロッカーが用意できないという園もあります。
そうなると、部屋の一部をカーテンなどで仕切って、着替え場所として使うことになります。
女性ばかりの職場なので、女性保育士からも、どうせ男性だからわかっていない、などの性別で決めつけられるような部分もあり、まだまだ男性保育士としては、働きにくい面もあります。